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アネゴハダノプリニー【登録タグ ID DG ネーム指定 パワーパンプ 応援 水橋かおり 特徴付与】 DG/S02-029 カード名:姉御肌のプリニー カテゴリ:キャラクター 色:緑 レベル:1 コスト:0 トリガー:0 パワー:2000 ソウル:1 特徴:《プリニー》?・《愛》? 【永】他のあなたのカード名に「ラハール」?を含むキャラすべてに、パワーを+500。 【永】応援 このカードの前のあなたのキャラすべてに、パワーを+500し、《愛》?を与える。 同じ悲しみは一度だけでいい…… そういう愛の形もあるのです レアリティ:R illust.原田たけひと レベル1の応援キャラ。特性付与とパンプアップを同時に行えるすごい子。 ラハールに対しては更に常時+500もある。どう見ても後衛向けなキャラ。 2体並べる事で音夢に対する美春と同じようにラハールを運用できる。 また、《プリニー》?なので、一応、魔王の家来エトナにブン投げられたり、プリニー隊の能力で爆発することができる。一応だが。 ミハネムと同じ運用が可能とはいったものの、姉御肌のプリニーを出す事が出来ないレベル0帯では音夢にアドバンテージが上がり気味となる。 しかし、レベル2、3での制圧力は段違いなので序盤に押し切られなければ逆転は容易。 ・関連ページ 「ラハール」?
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ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 コードギアスロストストーリーズ攻略Wiki|ロススト - AppMedia(アップメディア) SaaS認証基盤「HENNGE One」、リファレンスチェックサービス「back check」とのSSO連携などに対応(Impress Watch) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ポケカ】最強デッキランキング|CL2022横浜の結果も掲載! - Gamerch(ゲーマチ) 【VFes】Virtua Fighter esports(バーチャファイターeスポーツ)攻略まとめwiki - 電撃オンライン 【Among us】The Airship(エアシップ)の解説【アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ひなこい】最強ひな写ランキング - ひなこい攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) アイプラ攻略Wiki|アイドリープライド - AppMedia(アップメディア) パワプロ2022攻略Wiki - AppMedia(アップメディア) キャラクターの評価と使い方まとめ - 【ディスガイアRPG】魔界戦記ディスガイアRPG攻略まとめwiki - 電撃オンライン 日本語URLを日本語のままコピペできる拡張機能「Copy Unicode URLs」(Impress Watch) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ハートフルなウィンク】舞田 類 - サイスタ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ゆめくろ】リセマラ当たりランキング【夢職人と忘れじの黒い妖精】 - Gamerch(ゲーマチ) 【サイスタ】イベント一覧 - サイスタ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【Apex】シーズン11はいつまで?最新情報まとめ【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) モンハンライズ攻略Wiki|MHRise - AppMedia(アップメディア) FF16新PVはまもなく?/原神公式Wiki登場/ベア・ナックル映画化【今日の注目ニュース】 - 電撃オンライン ポケモンBDSP(ダイパリメイク)攻略wiki - AppMedia(アップメディア) ポケモンカード攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) Wikipediaコミュニティ「仮想通貨での募金受付はやめるべき」(ギズモード・ジャパン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 星のカービィ ディスカバリー攻略Wiki - AppMedia(アップメディア) 【ガデテル】海外Tier表と環境紹介【ガーディアンテイルズ】 - AppMedia(アップメディア) SGEM攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 「社内のWikiでSEO対策している人もいる」 LINEのフロントエンジニアが語る、社内の知見共有文化 - ログミーTech Notion「Wiki」で情報を整理しよう|作成~カスタマイズ方法まで(ライフハッカー[日本版]) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ソウルタイド攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) メトロイド ドレッド攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ポケモンユナイト攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 複雑な世界で常識からはみ出すことなくまっとうに生きるためのヒントを集める「健常者エミュレータ事例集Wiki」とは? - GIGAZINE 国産のWikiソフト「PukiWiki」が2年ぶりにバージョンアップ、「PHP 8.0/8.1」に対応 - 窓の杜 マニュアル作成・社内wikiツール「NotePM」がITトレンドの「2021年下半期 Good Product バッジ」を受賞! - PR TIMES ウィキ(Wiki)『Half God』ストリート感のあるヒリヒリとしたサンプリングサウンドで統一されたソロ3作目 - Mikiki ポケモンレジェンズ アルセウス攻略Wiki|ポケモンLA - AppMedia(アップメディア) 新型コロナより人が死んだ「結核」 日本史上初の「低まん延国」入りへ(倉原優) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ゼレンスキー大統領、演説中にWiki改変される? 真っ黒画面に「中止せよ」警告文 - J-CASTニュース 政府によるWikipedia遮断に備えて「ロシア語版Wikipediaの全コンテンツをダウンロードするロシア人」が急増 - GIGAZINE 人気サンドボックスゲーム『テラリア』の新たな公式Wikiがオープン!これまでのWikiは非公式として存続 - Game*Spark ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が「BOXIL SaaS AWARD 2022」にて「コラボレーション部門」を受賞! - PR TIMES 夢職人と忘れじの黒い妖精攻略Wikiトップページ - Gamerch(ゲーマチ) Wiki風にメモを作成可能な無料テキストエディタ「Zim」 - GIGAZINE シャーマンキングふんばりクロニクル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 真女神転生5攻略Wiki|メガテン5 - AppMedia(アップメディア) 【サイスタ】キャラクター一覧【アイドルマスターサイドM GROWING STARS】 - Gamerch(ゲーマチ) ポケモンスナップ攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 「ウィキリークス」創設者 アサンジ被告の身柄 米に引き渡しへ - nhk.or.jp 【テイルズオブルミナリア】リセマラ当たりランキング - TOルミナリア攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) SlackからWikiへ!シームレスな文章作成・共有が可能な「GROWI Bot」リリース - アットプレス(プレスリリース) ドラゴンクエストけしケシ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 仲村トオル、共演者は事前に“Wiki調べ” - ORICON NEWS ゼルダ無双攻略Wiki|厄災の黙示録 - AppMedia(アップメディア) 【白夜極光】リセマラ当たりランキング - 白夜 極光 wiki - Gamerch(ゲーマチ) メモ、ドキュメント、wikiを統合管理できるワークスペースソフト「Notion」の日本語β版がリリース|@DIME アットダイム - @DIME モンスターファーム2(MF2)攻略wiki|アプリ・Switch移植版 - AppMedia(アップメディア) アイドルマスターサイドM グローイングスターズ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) BacklogからNotePMへwiki情報を自動API連携する「Backlog to NotePM」をSaaStainerに掲載開始 - PR TIMES ライザのアトリエ2攻略Wiki - AppMedia(アップメディア) 真女神転生3リマスター攻略Wiki|メガテン3 - AppMedia(アップメディア) タスクも文書もWikiもデータベースもまとめて管理できる「Notion」とは? - ASCII.jp ルーンファクトリー5攻略wiki|ルンファク5 - AppMedia(アップメディア) アーテリーギア‐機動戦姫-攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 簡単操作で自分専用Wikiを構築できるMarkdownエディタ「Obsidian」のモバイル版を使ってみた - GIGAZINE 情報マネジメントツール「Huddler」がwiki機能を刷新 - PR TIMES 白夜極光攻略wiki - AppMedia(アップメディア) まおりゅう(転スラ魔王と竜の建国譚)攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ニーアレプリカントリメイク攻略wiki|ver.1.22 - AppMedia(アップメディア) 乃木坂的フラクタル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) Nerve - 整理不要の情報共有ツール(社内Wiki) ローンチカスタマー募集開始のお知らせ - PR TIMES 金色のコルダスターライトオーケストラ(スタオケ)攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) 1位は驚異の44万文字! 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馬データ:モールス アイシクルフォール 父サンデーサイレンス ポイントオブゼロ 父テンポイント シグナル 父トウケイニセイ アイシクルフォール 父サンデーサイレンス 血統Index/タイキソックス/モールス/アイシクルフォール 基本情報 血統情報兄弟 産駒 基本情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [部分編集] ,へ r-‐' \ ,.へ | \ _,,... ''"´ | .r|> ''"´ ̄ ̄`"'' < !、 / , / ヽ; ' ,. / 、/| | | | ', Y 〉 ./ /|,>-ハ /| ./|. | .|\/. ∠__/|イ /l! \/ ァー<| / ', | \ / |7 lり /l! Y 八! r┘ / /xx lり ノ| / `Y´ / ./人 xx./レ| ハ/!レ'´∨|/ \ l7 ̄`ヽ / ,ハ , / / _/´|> 、..,___,,.. イ ,∠、|/|/ / \| .| | ムヽ |/ \ / /_,,,... -‐ァ '、 、| |/くハ.〉ヘ. ! ヾ´ /. <ヽ._| └--‐'´`ヘ. 〉 / `|,ハ 、 ヽ._,ゝ-‐ヘ-‐'"AA:チルノ(東方project) 生産年 1995 毛色 鹿毛 馬場適正 ダート スピード ■■■■□ パワー ■■■■ 距離適正 1900-2900 勝負根性 ■■■■ 瞬発力 ■□□□ 柔軟性 ■■■□ 精神力 ■■■■ 賢さ ■■■■ 健康 ■■■□ 脚質 逃げ 気性 荒い 成長型 早め 特性 主な勝ち鞍 北海道二歳優駿関東オークス名古屋グランプリエンプレス杯 血統情報 父サンデーサイレンス 母モールス 母父ヒカルタカイ ヘイルトゥリーズン(テディ)×マンノウォー(レイズアネイティヴ) 兄弟 アイシクルフォール 父サンデーサイレンス ポイントオブゼロ 父テンポイント シグナル 父トウケイニセイ 産駒 セントフレイム 父サンドピット ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ポイントオブゼロ 父テンポイント 基本情報 血統情報産駒 基本情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [部分編集] 銀殿堂【ブラックライトニング】 _____ /´ `\ ゝ/ ________ヽ / | / _ _ヽ | / | / ヽ / ヽl l | l | l | |─| / | ヽ lヽ /Y⌒ヽ ヽ ___ ノ ヘ _ ノ、ノ / | ) /⌒ヽ l l ヽ__ \ ノ つ ヽ . 、 ` ー─ ⌒ー─ ´ \/ ヽ ー───< \ \ / \ /l ヽ | | | | | ̄lAA:野比のび太(ドラえもん) 生産年 1997 毛色 黒鹿毛 馬場適正 ダート スピード ■■■■□ パワー ■■■■ 距離適正 1900-2400 勝負根性 ■■■■ 瞬発力 ■■□□ 柔軟性 ■■□□ 精神力 ■■■■ 賢さ ■■□□ 健康 ■■■□ 脚質 先行 気性 普通 成長型 遅め 特性 主な勝ち鞍 叩き良化大舞台交流重賞 ジャパンダートダービーグッドウッドS東京大賞典×2ウッドフォードS 血統情報 父テンポイント 母モールス 母父ヒカルタカイ ナスルーラ(ハイペリオン)×マンノウォー(レイズアネイティブ) アイシクルフォール 父サンデーサイレンス ポイントオブゼロ 父テンポイント シグナル 父トウケイニセイ 産駒 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ シグナル 父トウケイニセイ 基本情報 血統情報兄弟 産駒 基本情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [部分編集] ================[ Unknown ]================ プリニー(魔界戦記ディスガイア) 生産年 2003 毛色 栗毛 馬場適正 ダート スピード ■■■■□ パワー ■■■□ 距離適正 万能 勝負根性 ■■■□ 瞬発力 ■□□□ 柔軟性 ■■■■ 精神力 ■■■□ 賢さ ■■■■ 健康 ■■■■ 脚質 先行 気性 普通 成長型 早め 特性 主な勝ち鞍 交流重賞 全日本二歳優駿名古屋グランプリ×2名古屋大賞典 備考 名古屋で20馬身 血統情報 父トウケイニセイ 母モールス 母父ヒカルタカイ ナスルーラ(フェアウェイ)×マンノウォー(レイズアネイティヴ) 兄弟 アイシクルフォール 父サンデーサイレンス ポイントオブゼロ 父テンポイント シグナル 父トウケイニセイ 産駒 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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前ページ次ページゼロと魔王 ゼロと魔王 第2話 ルイズは、目の前にいる自称魔王と名乗る人物、いや悪魔が怖かった。 当然だろう、力の差というものを教えられると、人間不安になり怖くなるものだ。 それに加え、相手は10メイル程の火球をいつでもはなてる状態で、こっちは何も打つ手がない状態だ。 これで怖くないという奴は、あきらかに頭のネジが数本抜けているだろう。 だが、自分の召喚した使い魔に恐れている自分を許せず、どうなっても抵抗しようと思った。 足が震え、怖くて仕方ない。 せめて何か言おうと思い、言葉を口に出した。 「あ、あんた!やめなさいよ!あんたは私の使い魔なんだから、私の言うこと聞きなさいよ!」 ああ、自分は何を言っているのだろう。 相手は悪魔だ、自分の使い魔でもあるが、相手が言う事を聞くはずが無い。 だから、相手の左手のルーンが光り輝いて、火球が四散した時には、何が起こったのかわからなかった。 「な!?」「え?」 それは、どうやら相手も予想外の出来事だったのだろう。 驚きを隠せないといった表情をしている。 「貴様!一体何をした!」 悪魔が言ってくるが、自分にも何が起こったのかわからないので答えようがない。 「チッ!とりあえず、この左手についておるこれを何とかするのが先か・・・・」 何をするのかと思っていると。 「何かの契約みたいだが、こんな物、オレ様の力で打ち消してやる!」 すると、悪魔の左手に魔力が集まっていく。 それも、膨大な量の魔力だ。 これだけの魔力を持っているメイジなどまずいないだろうと思っていると。 悪魔の左手のルーンが徐々にだが、消えていっている。 原理はよくわからないが、力技で契約を無効にしようとしているのだろう。 ルーンが消えていっている事に、ルイズは焦ってこう言っていた。 「やめなさい!」 すると、消えていっている左手のルーンが再び光輝き、集まっていた魔力が四散した。 「な・・・・」 ラハールは絶句し、左手の甲を見てみると、折角消えていっていたルーンが、またクッキリと浮かび上がっていった。 その光景を見て、ルイズはこう考えた。 (私の声に反応して光っている?もしかして、ある程度私のいう事を聞かせられる?・・・なら、試してみる価値はあるかも) するとルイズは、ある言葉を口にした。 「あなたの力を制限するわ!」 「何をアホな事を言って・・・ってうお!」 すると、左手の甲のルーンが光った。 それも、今だかつてない光を放って。 なぜ、私の言うことを聞けとではなく、力の制限と言ったのか。 簡単な事だ、始めに「あ、あんた!やめなさいよ!あんたは私の使い魔なんだから、私の言うこと聞きなさいよ!」と言った時、「私のいう事を聞きなさいよ!」という言葉に反応したのではなく。 おそらく、「やめなさいよ!」に反応したと思ったからだ。 悪魔がルーンを消そうとした時も、「やめなさい!」と言ったら、ルーンが光ったので、間違いない。 おそらく、本人に言う事を直接聞かせる事は出来ないのだろう。 だから、力の制限はどうだろうと思い、言ってみた。 どうやら、成功したみたいだが、失敗していた時の事は考えたくもない。 そして、光がおさまった。 「・・・」「・・・」「・・・」 今地面に立っている3名の間に変な沈黙が流れ、その沈黙を最初に破ったのは、悪魔だった。 「貴様!オレ様に何をした!事と次第によっては・・・・!?」 なにやら、驚いた顔をしたと思ったら、呪文の名前だろうか。 それを叫び始めた。 「『ギガファイア』!『メガファイア』!ギガどころか、メガ級の魔法まで使えんだと・・・」 だが、ポスッっと、虚しい音しかせず。 それ以外何も起きない。 「ならば!『ファイア』!」 すると、ようやく炎が出たが。 今までの、炎の魔法よりショボイ。 「クッ!異世界で使える魔法が初歩の初歩だけだと!ふざけるな!」 どうやら、さっき出した魔法は初歩の魔法らしい。 そんな事を考えていると、コルベールがルイズに話しかけてきた。 「ミス・ヴァリエール、どういう事かわかりませんが、皆が起きる前に、この悪魔をなんとかせねば!」 そうだ、悪魔なんて、そんなおとぎ話にしか出てこないと思っていた存在だが。 悪魔を召喚する事はタブーとされている。 悪魔を召喚した事がバレた場合、一体どのような事になるのかわかったものではない。 だが、ルイズはその悪魔を、使い魔として召喚して、使い魔にしてしまったのだ。 だったら、その事を隠さなければならない。 「ですが、どうすればいいんですか?」 「どうすると言われても・・・・事情を説明するなりして、悪魔である事を隠してもらうしか・・・・」 その場合ルイズは、平民を召喚したと言われるだろう。 だが、今はそんな事を言っている場合でもないので、コルベ―ルの案にしたがう他ない。 「わかりました。・・・・ねえ、ちょっとあんた」 「あぁ!?」 ものすごく怒っているみたいだが、こっちは、未来やその他もろもろが掛かっているため、気にする余裕なんてものは無い。 「あんた、悪魔だって事を隠してちょうだい」 「なぜオレ様がそn・・・・」 言いかけたと思ったら、いきなり黙り込んでしまった。 そして、こう答えた。 「・・・・いいだろう」 ものすごく嫌そうだったが、了承してもらえて一安心した。 ラハールが、なぜこのように答えたのかというと。 (異世界に迷い込んだと思ったら、変な契約を交わさせられた挙句の果てには、魔法や力の制限を受けている状態では何もできんではないか) どうやってラハールの力を制限したのか、わからないが。 魔法や力の制限を受けてしまった以上、少なくとも、自分が魔王である事は、隠した方がいいのは確かだろう。 (しかし、ここは一体どこなのだ?魔界という事は絶対に無いだろうし、天界でもない、ましてや人間界という事も絶対になさそうだな) ラハールがこう思うのは、魔界や天界なら人間がこんなにいるはずが無いし、人間界だとしても、人間界に魔力はほとんどない、それに比べて、ここは魔力があふれている。 (ならばここはどこだと言うのだ・・・) そうして、考えていると、ピンク髪の少女が話しかけてきた。 「そういえばあなた、名前は何て言うのよ?」 自分の力を制限したであろう、人物にラハールは、さっきまで足を震わしていたのは一体どこのどいつだったか、と皮肉の1つでも言ってやろうかと思ったが、やめた。 「・・・ラハール様だ」 「ふ~ん、ラハールっていうのね。これから私の使い魔として、よろしくね」 勝手にしたくせによく言う、と思わなくもなかったが、今の状態では、この世界で生きていく事は不可能だと思ったため、素直に言う事をある程度聞こうと思った。 「・・・よろしく頼む」 「そんな嫌そうに言わなくてもいいじゃない」 「誰のせいなのだろうな」 そんな会話をしていると、禿が横から話しかけてきた。 「話の最中失礼しますが、少し、あなたの左手のルーンをスケッチさせてもらっても構いませんか?」 「ん?これの事か?別に構わんぞ」 「それでは失礼して・・・ありがとうございます。他の物も、目覚めるようには見えませんし、あなた達はさきに、自分の部屋に戻っても構いませんよ。私は生徒たちを何とかしないといけませんから」 「はい、それではミスター・コルベール、お先に失礼します。行くわよラハール」 「オレ様に命令するな」 だが、付いて行くしか他に選択肢が無い為、言う事聞くしかないのだが。 そして、今までのゴタゴタを最初から最後まで空から見ていた者がいた。 それは、タバサという、トリステイン魔法学院の生徒だ。 ルイズが爆発を起こす、少し前に、その場を離れていたのだが様子がおかしかったので、召喚した竜に乗って、上から見ていたのだ。 「・・・」 どう思っているのかよくわからないが、あまりいい感情ではないだろう。 ただの危険事物として見ているだけかもしれないが、よくわからない。 シルフィードにいたっては、さっきまで怖がっていたが、ルイズが何かやったあたりから、落ち着いている。 寮の方に消えて行ったのを確認して、自分も寮に戻っていった。 寮に戻ると、ラハールからの質問に答えていた。 ここはどこなのか、とか、なぜ自分が召喚されたのか、など。 上げていてのではキリがない。 だが、ルイズも気になっていたことなどがあったので、ある程度こたえた所で逆に聞いてみた。 「そういえば、ラハールは炎の魔法を使ってたけど、あんたって炎のメイジなの?」 これはとても重要な事だ。 今まで、自分の系統がわからなかったが、これによって自分の系統がわかるかもしれないからだ。 「メイジというのは知らんが、オレ様は他に、ウィンド系の魔法と、クール系の魔法、あとスター系の魔法が使える。もっとも、どれも初歩の魔法しか使えんのだろうがな」 スター系というのはよくわからないが、炎の他にも、風、氷などが使えるらしい。 結局、自分の系統がわかりそうにないと思ったので、別の質問に変えた。 「あんたって、どれくらい強いの?いや、さっきのを見れば、相当強いっていうのぐらいはわかるけど・・・」 少し思い出して、怖くなったのはここだけの話である。 「あんなもの、全開の半分も出していないぞ」 「な!?」 それは絶句もするだろう、あの巨大な火球を出したのに、あれですら本気の半分も出していないというのだから当然である。 「そ、それなら本気を出したらどれくらいなのよ」 「そうだな・・・あそこに山が見えるであろう?あれぐらいなら簡単に消し去れるぞ」 そういうと、窓の外に見える一番大きな山を指さし、そう言った。 「少なくとも、人間風情がいくら群がろうとオレ様の敵ではないな」 それはそうだろう、ルイズは知らないが、数百年前に魔界に来た、200万の宇宙艦隊を1人で壊滅に追いやったのだ。 それも、1人の死者を出さずにである。 (私って、本気でやばい奴を召喚しちゃったかも・・・でも、要望通りに強い使い魔を手に入れれたのは事実よ。私の言う事を聞きそうにないから、おいそれと力の開放は出来そうにないけど・・・) 「そういえば、お前はどれくらい強いのだ?お前も貴族とやらなら、魔法なりなんなり使えるのであろう?」 ラハールがそのように聞いた時、ルイズは答えるかどうか迷った。 これを言えば、ラハールに馬鹿にされないだろうか? いやそもそも、ただでさえもいう事を聞きそうにないのに、これでもっと聞かなくなり、手を付けられなくたったらどうしようかとも思った。 だが、それではいけないと思い、覚悟を決めてこう言った。 「私は・・・魔法が使えないのよ。正確には、魔法を使っても爆発しか起きない。簡単に言えば落ちこぼれなのよ」 もっともルイズの場合、実践魔法を除いた座学ではほぼ学年トップの成績を収めているため、別に完全な落ちこぼれという訳ではないのだが。 「?たしか、使い魔の力=主人の力ではなかったのか?まあ、オレ様にビビっておったから半信半疑ではあったが・・・・」 そう言われて、次にラハールが何と言うか、怖くなったが。 一旦覚悟を決めたのだ。 何を言われても、我慢できる自信があった。 だが、次のラハールの言葉を聞いて、ルイズの心は我慢ができなくなった。 「ま、いいのではないか?お前はオレ様という、史上最凶の魔王を呼んだのだ。お前は誇っていいぞ・・・って、なぜ泣いておるのだ?」 「え?」 あまりの予想外の言葉に、泣いてしまったようだ。 今まで、誰かに認められた事などほとんどなく、ルイズの評価は大抵ろくでもないものばかりだ。 だが、それらの評価は本当の事なので、自分もその評価を何とかするために努力をしてきた。 それでも、現実とは非常なもので、ルイズの努力を嘲笑うかのように、魔法は失敗するばかり。 今回も、自分の実態を知り、ラハールは自分に何か言うのだろうと思っていたが。 まさか、自分を認めてくれるような言葉を言ってくれるとは思わなかった。 (何よ、そんな事を言われたらうれしいじゃない。本当に、嬉しすぎて涙が出るくらいにね。) だが、このままではラハールのペースに持っていかれると思ったし、何よりパッと見自分より年下の男の子に言われたため。 こう言ってみた。 「何よあんた、生意気よ」 「・・・何か勘違いしておるようだから、言っておいてやるが。オレ様はお前の数百倍は生きておるからな」 「えええええええええええええええええええええええ!?」 という、主人の驚きの声が寮に響いた。 ここは、トリステイン魔法学院の学院長室。 そこへ、すべての後片づけをすませたコルベールが、真剣な顔で入室した。 「オールド・オスマン、少しお話が」 「わかっておる、ミス・ヴァリエールが召喚した使い魔の事じゃろう?遠見の鏡で全部見ておったわ。おぬしがここに来るだろうと思って、ミス・ロングビルにも退出させてある」 「それではオールド・オスマン、あなたの意見を伺いたいのですが」 「ふむ、ヴァリエール嬢も随分と厄介なものを召喚したものよ。まさか、魔王を召喚するとは・・・」 「ええ、今はミス・ヴァリエールが力を封じていますが・・・おそらく、魔法だけでなく体術もかなりのもと予想できます」 「それは、「炎蛇」としての経験からかね?」 オスマンの言葉に、少し顔をしかめるが、すぐにこう答えた。 「ええ、それにまだ本気ではないところを見ると・・・」 「ヴァリエール嬢共々、戦争の道具として使われる可能性がある・・・かね?」 「はい、あれだけの強さですから。それに、あの魔王だけなら、戦争なんてものに手を貸すつもりはないでしょうが・・・・ミス・ヴァリエールがどうするかはわかりませんからね」 「・・・ふ~む、少なくともこれは、アカデミーや王宮の奴らに黙っておいた方がよかろう」 「そうでしょうね」 しばらく沈黙が続き、始めに声を出したのはオスマンであった。 「して、お主はあの魔王の左手の甲に現れた使い魔のルーン・・・・あれが何かわかるか?」 「いえ、それを含めてオールド・オスマンに伺うつもりだったので」 「あれはな、伝説のガンダールヴのルーンじゃ」 「な!?」 コルベールが驚くのも無理はないだろう。 ガンダールヴといえば、ハルケギニアでは神と並んで崇拝される伝説の偉人である、虚無の担い手の使い魔である。 それをルイズが召喚したとなれば、驚きもするだろう。 しかも、そのルーンが今付いているのは、あの圧倒的な力を持っていた魔王である。 元から強い者にそんなものが付いたとなれば、驚きを通り越して、もはや絶望物だ。 「まったく、ヴァリエール嬢も面倒な事を毎度毎度持ち込むが・・・・一気に2つもの面倒事を持ち込むとは」 「では、これも内密ということに?」 「それしかあるまい。それとじゃ、あの者はメイジという事にする。ただし、貴族ではないということにするのじゃぞ」 「何故ですか?」 「考えてもみろ、その辺の平民という事にしておいて、魔法を使ってみろ。確実に騒ぎになる。じゃが、メイジという事にしておけばある程度誤魔化せる。それに貴族という事にしたら、調べられたら一発じゃ」 「ですが、あの者の魔法は詠唱どころか、杖すらありませんぞ?エルフと勘違いをされでもしたら・・・・」 「その辺もなんとか誤魔化すしかあるまい」 「はぁ、では、その辺を話に行ってきます」 「ああ、頼・・・・いや待て、その者をここに呼んで事情を説明した方がいろいろよかろう。ただし、ヴァリエール嬢は連れてくるでないぞ」 「はぁ」 何故ルイズを連れて来てはいけないのかはわからないが、オスマンには、オスマンの考えがあると思ったので、一応そう反応したコルベールであった。 「それでは、連れてまいります」 「うむ、よろしく頼む」 そうして、コルベールは、ラハールを連れてくるために女子寮に向かっていった。 「う~む、これからどうなるのやら、ガンダールヴの召喚・・・・何か恐ろしい事の前触れで無ければ良いのじゃが・・・・」 オスマンは静かにそう言うと、自分の使い魔である、ネズミのモートソグニルが戻ってきている事に気が付いて、こう言った。 「して、今日のミス・ロングビルの下着の色はどうであった?」 この老人にシリアス展開をさせると、締めはこうなる事はお約束であった。 前ページ次ページゼロと魔王
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Recipe043 ◆lwfw7KcMgc イヴ ガーナード コロッケ屋 シリーズ:モナーブルグ夏祭り ソロ ナガシゲ マーダーケースブック リオン レク レモナ 作品 実際に読む(リンク) シリーズ:モナーブルグ夏祭り 前話満月でさがして 次話忘却の旋律 概要 夢を・・・夢を見ていました・・・ レシピ追加 No.462 綿菓子 No.463 夢の綿菓子 No.464 夢玉 登場キャラ 登場 リオン ソロ ガーナード レク ナガシゲ イヴ レモナ コロッケ屋 マーダーケースブック 元ネタ解説 145 ソロ「安西先生…祭が見たいです…」 漫画「SLAM DUNK」に登場する元バスケ部員:三井寿が 不良仲間とつるんでバスケ部を襲った際に、本気で殴り合いをするうちに隠していたバスケへの思いが溢れ出し 現れたコーチ:安西先生に涙ながらに言った「安西先生… バスケがしたいです…」というセリフが元ネタ 全漫画対象の名台詞ランキングを取ってもランクインするほどの有名なセリフ 166 レク「なにか入っているなッ!~」 「ジョジョの奇妙な冒険」第4部において、主人公:仗助と友達:億泰が噂のイタリア料理店に食べに行ったとき 料理を食べた億泰に様々な怪奇現象が現れ、不審に思った仗助がそのスタンド能力「物を直す能力」によって 料理を「加工される前の原材料」に「直し」て混入物を見つけようとしたシーンよりのパロディ。 169 レク「アトリエ一のペシミスト」 物事を悲観的に考える傾向の人。悲観論者。厭世家。の意味。 競争相手はきっとドクウォル 172 リオン「たとえばギャングスターになる野望だ!」 漫画「ジョジョの奇妙な冒険」第5部主人公:ジョルノ・ジョバァーナの夢 レクの言うような淡白な意味ではないことは、是非とも作品を読んで確かめていただきたい。 189 漫画・アニメ「ローゼンメイデン」より自動人形「ローゼンメイデン」のひとつ「水銀燈」 ちなみに まけば起動する。構わないのか? 179 リオン「これはこれはメダルド子爵… 」 漫画「王ドロボウJING」からのパロディ 更に辿るなら作家: イタロ・カルヴィーノ の童話「まっぷたつの子爵」の主人公。 1716年のトルコ対オーストリアの戦争で砲弾を受け、体が真っ二つになってしまった。 182 「命を大事にしない奴なんて大嫌いだ!」 ジブリの大コケ映画「ゲド戦記」のヒロイン:テルーの言葉より CMで良く流され代名詞的なフレーズになった。 185 「HP200くらい回復しそうな気がする」 使用参考書にもある通り、ゲーム「 魔界戦記ディスガイア 」に登場する同名のアイテムが元ネタ HPを200回復する 187 「夢玉」 漫画「王ドロボウJING」の「第七監獄(セブンス・ヘブン)」編に出てきた同名のお宝が元ネタ
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【セイバー】 こよみマスター (阿良々木暦@化物語&シグナム@魔法少女リリカルなのは) Servant dance with slave (エニス@BACCANO!&ミリオンズ・ナイブズ@トライガン) 『空』 (浅羽直之@イリヤの空、UFOの夏@&鑢七花@刀語) 奮起する少年と機械の天使 (小室孝@学園黙示録 Highschool Of The Dead&アストレア@そらのおとしもの) 【アーチャー】 無題 (高倉冠葉@輪るピングドラム&アーカード@ヘルシング) 変わる運命 (鳴海歩@スパイラル~推理の絆~&ヴァッシュ・ザ・スタンピード@トライガン) 皇帝と伯爵 (シャルル・ジ・ブリタニア@コードギアス 反逆のルルーシュ&アーカード@ヘルシング) 苦悩する君主と心優しき少女 (レオンミシェリ・ガレット・デ・ロワ@DOG DAYS&高町なのは@魔法少女リリカルなのは) 【ランサー】 幻想殺しと幻想奏者(イマジンブレイカーとイマジンマスター) (上条当麻@とある魔術の禁書目録&佐倉杏子@魔法少女まどか☆マギカ) 『……昔からずっと、好きだったんだ』 (美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ&市丸ギン@BLEACH) 【ライダー】 破壊と再生のオープニング (岡部倫太郎@Steins;Gate&セルティ・ストゥルルソン@デュラララ!!) 光と闇の邂逅 (ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア@コードギアス 反逆のルルーシュ&シンク・イズミ@DOG DAYS) 【キャスター】 涼宮ハルヒの消失Another (涼宮ハルヒ@涼宮ハルヒの憂鬱&木之本桜@カードキャプター) 黄金と黒 (ダリアン@ダンタリアンの書架&ベアトリーチェ@うみねこのなく頃に) 魔神【キャスター】 (桂木弥子@魔人探偵脳噛ネウロ&エトナ@魔界戦記ディスガイア) 【バーサーカー】 前夜祭 (桂言葉@School Days&美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ) 孤高の兵士と科学者 (木山春生@とある科学の超電磁砲&???) 運命の少女と異界の悪魔 (古手梨花@ひぐらしのなく頃に&平賀才人@ゼロの使い魔) 戦う司書と絶望の賢者 (デュフォー@金色のガッシュ!!&ハミュッツ=メセタ@戦う司書) 【アサシン】 ゼロの使い魔 (ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール@ゼロの使い魔&ウォルター・C・ドルネーズ@ヘルシング) 虚と出会った一人の少女 (八神はやて@魔法少女リリカルなのはA s&ウルキオラ・シファー@BLEACH) 不死の魔女と呪われた箱 (C.C.@コードギアス 反逆のルルーシュ&フィア@C3) ブギーポップ・グレイル (秋瀬或@未来日記&ブギーポップ@ブギーポップは笑わない)
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「行けっ! ワルキューレ!」 主の出した命令によって青銅のゴーレムが勢い良く向かってくる。 だが、遅い。この程度の速さ、魔界にいた強者たちの足元にも及ばない。 思いっきり地面を蹴り大きく横に跳び躱す。――はずだった。 「何ッ!?」 思いっきり跳んだはずが予想よりも距離が短い。 予想外のことに硬直してしまった。 その隙を見逃してもらえるはずもなくワルキューレに殴り飛ばされる。 「ぐうっ……!」 何とか腕でガードしたもののダメージは大きい。 なぜ躱せなかったのか。理由はすぐに分かった。今の自分がレベル1だからだ。 魔力の低下に気をとられすぎて身体能力にまで考えが回らなかった。 思わず自嘲の笑みが零れる。今のは敵を侮り、能力に驕っていた自分に対する罰だ。 もうそんなことはない。全力でやつをねじ伏せる。 だが状況はかなり不利だ。恐らく正攻法では勝てないだろう。 ならばどうする? おとなしく降参でもするのか? ありえない。こんなやつ相手に負けを認めるなど。 どんなに不利だろうと負ける訳にはいかないのだ。 いつかやってくるかもしれない、自分を打ち倒す勇者以外には負けてはやれないのだ。 それが、魔王の宿命なのだから。 「おやおや、どうしたのかな使い魔君。最初の威勢はどこにいったのかな?」 「……フン。貴様をどうブチのめしてやるか考えていただけだ」 「おお恐い恐い。全く、野蛮だね君は。そんな君には躾が必要だな! ワルキューレ!」 再びワルキューレが殴りかかってくる。 大きく躱すのは難しい。だから、最少の動きで躱す。 身を捩ることでワルキューレの攻撃を紙一重で躱していく。 「くそっ、なぜ当たらない!」 いつまでも当たらない攻撃に痺れを切らしたのか徐々に攻撃が大振りになっていく。 そしてワルキューレが大きく振りかぶったとき―― 「うおおおおおお!!」 脇をすり抜けて本体であるギーシュに向かう。 そして、魔力を練り上げ何とか使えるであろう魔法を撃つ。 「――ファイア!」 手の平から放たれた火球にギーシュは驚愕の表情を浮かべている。 勝った! だが、ギーシュは咄嗟に杖を振るった。 「何だと!?」 すると、驚くことにもう一体のワルキューレがギーシュの目の前に現われた。 火球はギーシュに当たらず、ワルキューレを燃やすだけに終わってしまった。 ワルキューレは一体だけでは無かったのだ。その事実に思わず歯噛みしてしまう。 油断は危険な事態を招く。数多の戦いを乗り越え、知っていたはずなのに。 常に注意深く相手を観察する。戦いの基本だ。だが、強くなりすぎたことでそんな基本すらも忘れていた。 弱くなってしまった今、それは致命的なことだった。 自分の油断を心の中で叱責していたのだが、ふと気付く。 何やら周囲の様子がおかしい。 ギャラリー達は驚愕の表情でこちらを見ているし、ギーシュはなぜか腰を抜かして怯えた表情をしている。 こちらの動きが止まっているにも関わらず、攻撃してこない。 不思議に思っていると、ギーシュがかちかちと歯を鳴らしながら口を開く。 「き、き、君は、ま、まさか、エルフ、なのか?」 エルフ。聞き覚えはあった。確か人間界に伝わる亜人で、空想上の存在。 なぜ自分のことをエルフと勘違いしたのかは分からないが 雰囲気から察するにどうやらこの世界ではエルフは畏怖の対象であるらしい。 ……これならいけるかもしれない。 「エルフ、か。 そうだと言ったら……どうする?」 不敵な笑みを浮かべながら言う。 ギーシュはヒッ、という情けない声をあげてへたり込んでいる。 「貴様を消し炭にしてやってもいいんだぞ?」 威圧感たっぷりに言ってみせる。 「う、うわああああああ! ワルキューレェェェェ!」 恐怖により錯乱したのかギーシュは叫びながらワルキューレを造り出す。 その数六体。 心の中で舌打ちする。脅してあわよくば降参してもらおうと思ったのだがそれが裏目に出てしまった。 一体ですら苦戦していたのだ。六体では勝ち目は無いに等しい。 ファイアも撃ててあと二発。ギーシュ本体を狙うのも難しい。 どうする……? 「ワルキューレ! そいつを倒せぇぇぇぇ!」 考えている暇はない。やれるだけやってみるしかない。 「ハァァァァァァ!!」 わざと分かりやすい様に魔力を練る。 その様子にまたもギーシュは情けない声をあげ、ワルキューレ達の動きを止めてしまう。 そして、ラハールの“魔法”が完成する。 それは、まるで太陽だった。 そう思ってしまうほどに巨大な炎の玉。それがラハールの掲げた手の上で揺らいでいた。 「あ…ああ……」 その威圧感にギーシュは杖を落としてしまう。それによりワルキューレ達も消えてしまった。 ギャラリー達も恐慌状態に陥り我先にと逃げ出していた。 「どうだ? 降参するか?」 「あ、ああ!する!降参するとも!だ、だから許してくれ……」 「それだけではつまらんな」 そう言って手をギーシュの方に向ける。 「な、何でもする!だから見逃してくれぇ!」 もはや恥も外聞もなく許しを請う。 「何でもだな?」 「ああ、だから……」 「いいだろう」 ラハールの手から炎が消えた。それを見てギーシュはようやく安堵の息を洩らした。 「さて、何でもするんだったな?」 その言葉にギーシュが固まる。 「な、何をすればいいんだい……?」 恐る恐るといった感じで聞く。 「そうだなあ…… そういえばお前、さっきオレのことを野蛮だとか抜かしていたなあ?」 ギーシュは青ざめた顔でラハールに懇願する。 「あ、謝る!謝るから命だけは……」 「よし。決めた」 ごくり、と唾を飲んだ。自分はどうなるのだろう……? 「お前、オレ様の家来になれ」 「ああ、わかっ……はあ?」 諦めた表情で適当に返事をしようとしていたギーシュは ラハールの言葉を理解するのに時間がかかった。 「なんだ? 不服か?」 「いや、そんなことは…… てっきり小指の一本でも差し出せとでも言われるのかと……」 「……オレをなんだと思ってるんだ。 まあいい。お前は今からオレ様の家来だ。オレ様の命令にはかならず従うのだぞ」 それだけ言うとラハールは意気揚揚とルイズの元に向かっていった。 一人になったギーシュはしばらく呆然としていたが、突然思い出したかのように笑いだした。 「は、ははは、ははははははは…… 生きてる、よかった~」 安心からかまたもへたり込んでしまう。それからしばらく一人で笑っていた。 だが、家来になると言ったことをひどく後悔するようになるのは、もう少し後の話だ。 ところかわって学院長室。 決闘の一部始終を見ていたオスマンとコルベールは互いに無言だった。 「……オールド・オスマン」 そんななか、コルベールが口を開く。 「……なんじゃ」 「これが……伝説のガンダールヴの力ですか… いや、それもありますが彼は一体何者なのでしょうか……」 「今はまだ分からん。決め付けるには早すぎる」 「ですが!!」 「落ち着かんか!この馬鹿者が!!」 興奮気味のコルベールをオスマンは叱り付ける。 「……申し訳ありません、オールド・オスマン」 無理矢理興奮を治められたコルベールはどこか不満な様子で謝辞を述べた。 「ミスタ・コルベール。興奮するのはよく分かる。おぬしの探求心はワシもよく認めておるよ。 じゃがな、まだ分からんことが多い今、決め付けてかかるのは危険じゃ。分かるな?」 先程の怒声とは打って変わって穏やかな口調で言う。 「……はい。ですが、あの力は危険です。放っておくには大きすぎる力です」 何かしら思うところがあるのか苦い顔でコルベールが言う。 「分かっておる。放っておくつもりはない」 「では……?」 「ミスタ・コルベール。おぬしに彼の者の監視を命ずる。 異変があればすぐに知らせよ。よいな?」 「…分かりました、オールド・オスマン」 「うむ。くれぐれも先走るようなことはしてくれるでないぞ?」 強い口調で威圧するように“警告”する。 「……分かっております。では私はこれで」 コルベールが退室したあとに、オスマンは愚痴るようにつぶやく。 「面倒事は嫌いなんじゃがのう……やれやれ」 再びヴェストリの広場に戻る 逃げていたギャラリー達がわらわらと戻ってくる中 ルイズは呆けていた。ラハールが押されていると思ったらなんとラハールが先住魔法を使ったのだ。 しかもそのあとには見たこともない様な巨大な炎まで出してみせた。 余りに理解を超えた出来事に反応すらできなかった。 そして原因のラハールはといえば自慢げにこっちに向かって来ている。 自分のなかの何かが音を立てて切れそうだった。 「おいルイズ、何を間抜けな顔をしているのだ? 勝ったぞ」 その言葉に我慢していた何かがブチ切れた。 「こ・の・馬鹿犬ーーーっ!!」 渾身の右ストレートを顔面に叩き込む。 ぶぴゃ、とか言いながらラハールが吹っ飛んでいったがまだブチ切れた何かは治まらない。 「あんた、何で、魔法使えるの黙ってたのよーーー!!」 マウントポジションで顔面を連続で殴る。 「ていうか、最後のアレ、あんなの使ったら私まで死んじゃうじゃないのーーー!!!」 ジャイアントスイングで思いっきり壁に向かって投げ飛ばす。 「む・か・つ・くーーーー!!!」 よろよろと立ち上がりかけたところにシャイニング・ウィザードを決めた。 「ふぅ、疲れた」 ようやく治まったのか満足そうに額の汗を拭った。 それを見ていたギャラリーはどん引きだった。 「死ぬかと思ったぞ……」 「それなりに加減したんだから死ぬわけないでしょ」 ラハールが恨めしそうな目で見てきたが無視した。 「……で、何でアンタが先住魔法なんか使えるのよ」 「先住魔法? なんだそれは?」 「……杖なしでも使える魔法のことよ。普通は杖がなきゃ魔法は使えないわ」 「この世界の魔法は本当に不便だな」 「うるっさいわね。余計なお世話よ。それで? なんで使えるのよ。早く答えなさい」 「……魔の法と書いて魔法だぞ? 悪魔がそれを使わんでどうする」 ……悪魔、か。今までなら疑ってたけどさっきのを見た以上そうもいかない。 エルフである可能性も高いけどなんとなくそれは違う気がする。 何にせよ考えても分からないしこれは保留だ。 「……それならそれでいいわ。じゃあ次。 最後のアレ、ギーシュが降参しなかったら本当に使う気だったの?」 下手したら自分も巻き込まれていたのだ。もし使う気だったなら……しっかりと躾けなければならない。 「ああ、アレか。アレは実際に使ったとしてもたいした威力はない」 「は?」 「アレはファイアを無理矢理膨らませただけだからな。 中身はほぼ空洞だしおそらく手から離れた途端にしぼんで消えただろうな」 「ようするに?」 「ただのハッタリだ」 思わず深いため息がでた。「失敗したらどうするつもりだったのよ?」 「そのときはそのときでどうにかしただろうな」 またため息。 「なんだそのため息は」 「……ちょっと呆れてただけよ」
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スガイアミューズメントパーク帯広( 校) 最寄り駅 なし。JR帯広駅からバスが一般的。 アクセス 帯広市稲田町南8線西12-1 イトーヨーカドーの隣にある。 帯広市中心部から国道236号を広尾方面に。 営業時間、稼動台数等 平日・日祝 10 00~24 00 土曜 10 00~1 00 4台 400?/100/100 備考 かつてはセガワールドの建物だったが、それを改装して2008/4/26に新規オープン。 これにより、帯広のQMA設置2店舗はともにスガイ系列の店となった。
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スガイアミューズメントパーク帯広(亀田ジム 帯広支部校) 最寄り駅 なし。JR帯広駅からバスが一般的。 アクセス 帯広市稲田町南8線西12-1 イトーヨーカドーの隣にある。 帯広市中心部から国道236号を広尾方面に。 営業時間、稼動台数等 平日・日祝 10 00~24 00 土曜 10 00~1 00 4台 400?/100/100 備考 かつてはセガワールドの建物だったが、それを改装して2008/4/26に新規オープン。 これにより、帯広のQMA設置2店舗はともにスガイ系列の店となった。